ゲルマニウム。。。

恐る恐る使っていたゲルマニウムトランジスタオペアンプ、やっぱり不安定です。片チャンネルから発煙してご臨終。トランジスタを抜いて測定してみると正常だったので、何がどうなってるか今のところ原因不明。幸いなことに、貴重なゲルマニウムトランジスタは無傷、発煙した抵抗も、抵抗値を検討するためにソケットに挿してあるだけだったので修理は抵抗を差し替えるだけで済みました。

回路全体の極性を入れ替えてPNPトランジスタを使うというアイディア、自分では名案だと思っていたんだけど、同じことを考える人はいるものですね。なんと本家の金田先生も、今月号のMJに全く同じ回路を発表されていました。反転増幅も全く一緒。しいて言えば、本家はシリコントランジスタ、自分はゲルマニウムトランジスタを使っているという点。
せっかくだから、ゲルマニウムトランジスタを使っても安定性が得られる定数(回路?)を考えてみようと思います。

さてさて、今回の金田先生の記事、恐れ入ったことに3種類のプリアンプの記事。今日は帰省の途中で秋葉原に寄ったので、そのうちの1種、真空管式の回路の部品を一通り調達しました。自分はゲルマニウムトランジスタを使うようなへそ曲がりなので、部品はオリジナルとは違うものが入っています。真空管はWE717ではなく713、抵抗もススムではなくニッコーム、位相補正はSEマイカの代わりにスチコン、もちろん、電源トランスも異なるし、おそらくはシリコンダイオード整流にすると思います。さてさて、どんな音になるやら。