スピードが速い
今回の訪問を通じてわかったこと、韓国はとにかくスピードが速いということです。我々のボランティア組織が年度単位で活動をしているのに対し、現地法人のボランティア組織は月度単位の活動とのことです。
三星財閥も、社会貢献活動を始めてから12年で年間500億円を超える規模の社会貢献活動が出来るということも同じであると思います。
おそらくは、三星財閥のトップが殆ど議論をすること無しに、経営者の意志として社会貢献をするように指示したのではないかという印象があります。この背景には、トップと儒教(上に立つ人の心得)やキリスト教(奉仕)のかかわりがあるのではないかと思うのですが、関連する人たちとの合意形成を短縮すれば、展開を著しく早くすることが可能だと思います。社会貢献に限らず、多くの意思決定が同じスタイルで展開されていると仮定すると、韓国の財閥が非常に早いスピードで発展したこととも関連するのではないかと感じています。